● 業の輪廻を断ち切るには?

 私はよく言います。過去世の人の業をあなたが背負うことはない、魂に背負ってもらったらいいと・・・。たしかに、その通りです。でも、実際に今苦しいのです。今痛いのです。放おっておけるでしょうか?

 ではどうすれば、過去世の業の苦しみから逃れられるか、実例を参考に考えてみましょう。

・実例1

 私は神経質な母親の想念の悪影響を受け、幼い時からとても胃腸が弱かったのです。大人になってもその影響は続き、時々下痢などをしていたのです。でもある時、母親の暗示が胃腸を弱くしていたことに気付いたのです。私はそれ以来、下痢が起きてもその下痢を良く受け取るようにしたのです。つまり、「ああ今、業(暗示)が消えている! 消えている! 消えている!」と思って、業の上乗せをしなかったのです。業というものは現象(幻)ですから、放っといたら消えて無くなるのです。でも痛みや苦しがあるため、どうしても新たな業を作ってしまうのです。

 痛くても、苦しくても、これは業の消えている状態だと思って心配しないことです。痛んだら、苦しくなったら、「今業が消えていっている! 嬉しいな! 嬉しいな!」と思うことです。悪く思うことが一番良くないのです。心配や悩みが、一番良くないのです。

 

・実例2

 ある学びの友から、大変嬉しいお便りをいただきました。その学びの友は、自分の息子から暴力を受け悩んでいたのです。その息子さんは、生まれた時から父親になつかなかったらしく、父親の顔を見るとすぐに泣き出したらしいのです。父親も、そんな息子を好きになれるわけがありません。ですから、何かにつけて厳しく当たってきらしいのですが、そのためか、大きくなるにつれ父親に暴力を振るうようになったというのです。私は、彼にこうアドバイスしました。

 「あなたは過去世において、その子と敵対関係にあったため、お互いに好きになれない業を持ち合っているのです。その業を解消するには、子供さんから何をされても言われても、甘んじて受けることです。ここが一番肝心なところです。たとえ息子さんからどんな仕打ちを受けても、”ああ! 今業が消えている。嬉しいことだ! 良いことだ!”と思うことです。決して、腹を立てない、憎まない、恨まないことです。これが、業の上乗せをしないコツです。業の上乗せをしなければ、つまり悪い原因を作らなければ、悪い結果はやってこないのです。反対に腹を立てれば業の上塗りをするわけですから、いつまでも業の輪廻から抜け出すことが出来ないのです。これは、大変努力のいることかもしれませんが、強い意志を持ってやれば間違いなく息子さんは変わります」と、私はアドバイスしたのです。

 彼は私のアドバイスを聞き入れ実行したわけですが、半年ほどすると息子さんの態度が少しずつ変わってきたといいます。そして一年たった今は、息子さんと和やかに話せるほどになったというのです。

 私たちの想念は、一度に二つのことは思えないように出来ています。良いことも思い悪いことも思えないのです。この想念の性質を、カルマの解消に利用することです。つまり、常に神を想うことです。神を想っている時は、悪いことは思えないわけですから、カルマは消えてゆくのです。

 

 この表現宇宙は、白板のようなものなのです。白板に書かれた文字は、時間が経てば消えてゆくように出来ているのです。新たな文字さえ書かなければ・・・。業も同じなのです。新たな業を作らなければ、時間が来れば自然と消えてゆくのです。でも苦しいと、どうしても業の上塗りをしてしまうのです。

 病気の苦しみも、息子の乱暴な態度も、みな現象です。現象は実際には無いのです。その実際に無い現象に惑わされ悪想念を抱くから、苦しい結果がやってくるのです。想念は何でも生み出すのです。想念ほど恐ろしく、また頼もしいものはないのです。

 どうか、悪い原因を作らないようにしてください。そうすれば、間違いなく今の苦境を乗り越えることができます。「原因と結果の法則は間違いない! 」ということを強調しておきたいと思います。

 

※ なぜ業は放っといたら消えるのか? その謎をはっきりさせたいと思います。

業というものは現象であって、実在しているものではありません。人の悪想念が作った現象(幻)です。幻ですから、放おっておいたら消えて無くなるのは当然なのです。でも何も残さず消えていったのでは、悪想念が苦しみの原因であることに気付いてもらうことができません。そこで神は、業が消える時に痛みや苦しみを合図として残してゆくよう仕組まれたのです。でも人間は、その合図の意味が解らないため、再び、心配したり、恐怖したり、悩んだりして、業の輪廻を生み出しているわけです。この業の輪廻から抜け出すには、痛み苦しみは業が消える時に残す合図だと思うことです。

痛み苦しみを悪く受け取れば、エネルギーを落としてしまうのです。つまり、否定(悪いと思えば)の思いはエネルギーを落とすのです。肯定(良いと思えば)の思いはエネルギーを高めるのです。痛み苦しみは業が消える合図ですから、良い事として肯定しなくてはならないのです。

 悪い業を消そうと思っても、なかなか消せるものではありません。放っといたら消えるのですから、消す必要はないのです。悪い原因を新たに作らなかったらいいのです。どうか、「この痛みや苦しみは業の消えてゆく合図だから、良い事だ! 嬉しい事だ! 嬉しい! 嬉しい! 嬉しい!」と思ってください。そうすればエネルギーが高まりますから、痛みや苦しみは消えて行くのです。神は業を消すこんな簡単な方法を用意してくれているのですから、それを利用することです。

 

 

 

Google自動翻訳